数の子の意味とおせちレシピ
数の子は、おせち料理としてしか食べる機会がないかもしれませんが、子どもが好きな料理のひとつです。
おせち料理に入れられている由来やレシピを紹介します。
数の子に込められた意味
参照:北海道・小町商店
祝い肴の一つである数の子には、めでたい意味が含まれています。
祝い肴とは、おせち料理のなかでも代表的な具材三種のことで、他のお祝い料理よりも最初に食べるのが習わしです。
関東では「黒豆」「数の子」「田作り」、関西では「黒豆もしくは田作り」「数の子」「たたきごぼう」が選ばれます。
数の子は関東・関西どちらの祝い肴にも含まれる具材で、お正月にはなくてはならないものとして重宝されています。
魚卵は卵の数がとても多いことから、子宝や子孫繫栄のいわれがある縁起のいい食材として扱われてきました。
また、”黄金色”から縁起物を表す意味もあるようです。
数の子とは何の魚?
そもそも数の子とは何の魚か、知っていますか?
数の子とは鰊(ニシン)の卵のこと。
昔はニシンのことを「かどいわし」と呼び、「かどの子」がなまって「かずの子」になったといわれています。
ニシンの卵巣を塩漬けにしたり、乾燥させたりしたものを塩抜きしていただきます。
数の子は、ニシンの産卵期である3月から4月が旬とされています。
お正月の時期にたくさん取れるおせち料理のメニューとしても長く親しまれているのです。
おせちレシピ
数の子と青豆の和え物
材料
・数の子・・・200g
・青豆・・・1カップ
[つけ汁]
・だし汁・・・大さじ4
・しょうゆ・・・少々
・酒・・・大さじ1
・みりん・・・大さじ2
・塩・・・少々
作り方
1.青豆はよく洗って、一晩水につける。
数の子は薄い塩水につけて塩出しし、一晩おく。
2.鍋に①の青豆大豆を入れて、歯ごたえが残る程度に茹で、水を切って冷ましておく。
3.つけ汁の材料を小なべに入れて、ひと煮立ちさせる。
4.①の数の子は水を切って薄皮をむき、③のつけ汁につける。
5.食べやすく刻んだ④の数の子と②の青大豆を和える。
数の子は黄色の色が鮮やかで、見た目もとてもきれいです。
重箱の中にあるだけで、目を引きますよね。
そこへ青豆をプラスすることで、さらにさわやかな彩りになります。
青豆の歯ごたえと数の子の歯ごたえもマッチして箸のすすむ一品です。