田作りの意味とおせちレシピ
田作りは、おせち料理の中でも特に重宝されている具材の一つで、関東では祝い肴三種(黒豆、数の子、田作り)だとされています。
ごまめとも呼ばれていて、醤油風味の飴煮にした、こいわしの甘露煮の佃煮です。
田作りがおせち料理に入れられている意味や由来、レシピをご紹介します。
田作りの意味
田作り(ごまめ)は、豊年豊作、五穀豊穣をもたらす、豊かなおめでたい、豊作祈願の料理としておせち料理に用いられています。
昔は、イワシが畑の肥料だったことから「田作り」、またイワシを肥料にすると豊作に恵まれ、五万俵ものお米が収穫できるといわれてたため、「五万米」(ごまめ)と呼ばれました。
また、頭から尾っぽまで丸一匹、完全にそろっているので、最初っから最後まで全うするという意味で、おかしらつきの料理はおめでたい縁起物として好まれています。
小さいながらも、一匹まるごと骨まで食べることができるので、今年よい一年がおくれるという趣きでとっても縁起がいいのです。
田作りに使われているのは何の魚?
田作りという料理は何の魚かご存知ですか?
そう。
お出汁などに使われるイワシなんです。
そして、その稚魚は、みなさんにとってもおなじみの「ちりめんじゃこ」や「しらす」です。
イワシが大きくなる前の稚魚を私たちはよく食べています。
田作りはしらすよりも大きなサイズのものを選定して使っているそうで、みんな同じ種類なんですね。
カタクチイワシの幼魚を素干しにして、乾燥させたものを煎って、砂糖、醤油、みりんなどを煮詰めて、からめた料理が田作りとなるのです。
おせちレシピ
田作り
材料
・ごまめ・・・30g
・白ゴマ・・・少々
・みりん・・・大さじ3
・しょうゆ・・・大さじ1
・砂糖・・・大さじ1
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作り方
1.フライパンにごまめを入れ、ポキッと折れるくらいまで、弱火で炒り、ザルに入れてふるって冷ましておく。
2.フライパンにしょうゆとみりん、砂糖を合わせて火にかけ、とろみがついたら①を入れる。
手早くからめ、白ごまをふって、クッキングシートに広げて冷ます。